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テキサス州系統運用評議会 ERCOT が冬季対策に伴う問題に関して批判

記事:FOX 4, 2021/4/8, “ERCOT report blames ‘weather-related issues’ for February power crisisERCOT report blames ‘weather-related issues’ for February power crisis”

記事によるとテキサス州系統運用評議会 Electricity Reliability Council of Texas, ERCOT の報告書ではおおむね次のように述べています。

2月の電力危機に関して、 ERCOT からの予備報告書は、わかりきったことを述べているのみで、重要な課題対しては答えが出せていない。

氷点下の気温の嵐の2ヶ月後に 公益事業委員会 に提出された報告書は、「気象関連」の問題のために発電所が離脱したと述べている。

この報告書は、 立法公聴会 で議論されているように、何ができるか、何をすべきか、または別の方法で行うべきかについての記載されていない( 公聴会 の内容は下記を参考ください)。

テキサス大停電 に対する政府対応、新たな総合的法案を提出2021年の冬に生じた テキサス大停電 に関して、テキサス州上院議員が総合対策州法案を提出したという記事。...

予備報告書 の中で、 ERCOT は、 州保健サービス省 が125人の死者につながったと述べている2月の冬の嵐の間に電力危機の原因を並べている。

基本的には、大規模な発電機の停止の半分以上は、凍結された機器、凍結された水線、氷で覆われた風力タービン、雪に覆われたソーラーパネルなど、天候によるものだと述べている。それは驚くに値しない。

SMUマクガイア・エナジー・インスティテュートのブルース・ブロック氏は、「この報告書の課題の1つは、本当に必要な詳細情報が欠落していることだ」と述べた。このレポートはまた、気象とは関連しない危機の問題、燃料が限られていた問題、既に脱落していた電源など、停電の他の原因については述べられていない。ブロック氏は、「こうした機器の問題や天然ガスの調達容量に関する詳細が提供されていない」と述べており、オースティンの州議会で2月の公聴会で議論されていた話題だとも話している。「その公聴会を聞きいていれば、それが主要な問題であったと考えていたでしょう。これを読むと、違う印象を受けると思います。」とブロックは言う。

ERCOT は機密性の理由から特定のユニット停止情報を開示することはできないと主張しているが、ブロックはインフラ情報に関する詳細を引き続き期待すると述べている。「2011年に同様の問題を抱えていた多くの発電所において、今回の停電が起こったと考えている」と、ブロック氏は述べている。更にブロック氏は、解決策はテキサス州の議員が気候に依存しない電源を見つけることにあると主張した。「常に運転できる信頼を置ける電源が一定量必要であるが、誰もその点については述べていない。批判しあうのはやめて、これらの問題に対処するために協力すべきである」と述べている。

最終レポートは8月に公開される。

考察

ERCOT のレポートはかなり限定的であり、これまで議論されてきた内容を超える記載はありませんでした。更に言えば、議会の公聴会では、LNGの調達に関する問題や各機関の連携の問題がフォーカスされていましたが、本レポートでは、冬季対策だけにフォーカスされているので、それだけが悪いかの印象になるというのがブロック氏のコメントだと思います。

全体的な内容として、まだデータが不足、分析も不十分なので、今後も調査が必要ということかと思います。上記はニュースですので本当の概論ですが、次の記事はレポートをようやくしているようにに思いますので参考ください。

引き続き、この問題について、最新情報があれば、アップしていきたと思います。

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Paddyfield
土木技術者として、20年以上国内外において、再エネ 事業に携わる。プロジェクトファイナンス 全般に関与、事業可能性調査 などで プロジェクトマネージャー として従事。 疑問や質問があれば、問い合わせフォームで連絡ください。共通の答えが必要な場合は、ブログ記事で取り上げたいと思います。 ブログを構築中につき、適宜、文章の見直し、リンクの更新等を行い、最終的には、皆さんの業務に役立つデータベースを構築していきます。 技術士(建設:土質基礎・河川、総合監理)、土木一級施工管理技士、PMP、簿記、英検1級など